2005年に米国国立がん研究所(NCI)や米国国立衛生研究所(NIH)に所属する研究チームから『高濃度ビタミンC注射は、副作用がなく理想的な抗がん剤』という内容の論文が発表されたのをきっかけに、2006年より全米はもとより世界中で急速に普及した治療法です。
水溶性ビタミンであるビタミンCは、サプリメントや内服薬などの経口による摂取では、どんなに大量に摂取しても血中濃度はあまり上昇しないまま尿中に排泄されます。
高濃度ビタミンC点滴・注射療法は、血液中に直接投与することにより、体内にビタミンCを取り込ませ、抗がん作用のみならず、美白・美肌、アンチエイジングなどの美容効果、免疫力・抗酸化力増強効果などの効果を得ることができます。
当院では、点滴と注射のメニューがあり、短い時間で気軽に受けたい方は注射療法、リラックスしながらゆっくり受けたい方は点滴療法を選択できるのでご希望に合わせた治療が可能です。

抗がん作用の他には、どんな効果があるのでしょうか?

  1. 美白効果
    メラニンをつくる酵素であるチロシナーゼを阻害し、メラニン色素の生成を抑制します。また、酸化型メラニンを無色の還元型メラニンに変換し、しみの改善や予防効果があります。
  2. コラーゲンの生成促進
    体内でコラーゲンを合成する際にはビタミンCが必要です。肌のはり、しわ、たるみの改善や予防効果があります。
  3. 過剰な皮脂分泌の抑制
    にきびや皮脂で開いた毛穴の改善につながります
  4. 抗酸化作用
    紫外線等で生まれる活性酸素は老化の大きな原因ですが、ビタミンCの抗酸化力により、活性酸素を除去するため、細胞、遺伝子レベルで肌の老化を遅らせる効果があります。
  5. 抗ストレス効果
    ストレスがかかった際に副腎で作られる抗ストレスホルモンは、ビタミンCの存在下で作られます。
  6. 免疫力を強化する効果
    細菌・ウイルスや癌細胞を抑制するインターフェロンの産生を促し、白血球の機能を強化します。風邪に罹りにくくなったり、風邪の回復が早まる効果もあるとされています。
  7. 動脈硬化の予防
    過剰なコレステロールを胆汁酸に変えて体外へ排出し、血中脂質の酸化を抑えることで、動脈硬化の予防効果があります。
  8. 抗アレルギー作用
    副腎でステロイドホルモンの産生を促すため、過剰なアレルギー反応を抑制する効果があります。

どんな方に良いのでしょう?

美肌効果を目的とする方
  1. しみ・くすみが気になる方
  2. 小じわ・肌のはりが気になる方
  3. にきび・毛穴の開きが気になる方
  4. 皮膚のアンチエイジング(老化防止)を希望される方
美肌以外の目的の方
  1. 疲労・倦怠感のぬけない方
  2. 風邪をひきやすい方
  3. ストレスの多い方
  4. アンチエイジング(老化防止)を希望される方

基本的に治療回数や間隔は決まっておりませんが、免疫力UPや美肌、疲労回復を目的とされる方の目安として1~2週間に1回を継続的に続けていただく事をおすすめします。

 
■副作用について
稀に注入時に血管痛や注射後の赤みが出る可能性があります。
頭痛や吐き気、倦怠感が起こる可能性があります。
利尿作用があり、喉が渇きやすくなることがあります。

 
■法定記載事項

未承認医薬品等である事の明示
国内で認証されたビタミンC製剤は流通していますが、全て防腐剤が添付されており高濃度の点滴には適していません。
その為、当院では保存料無添加の未承認ビタミンC製剤を輸入しております。

入手経路等の明示
使用する薬剤は「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。
韓国のDaehan New Pharm社で製造されたものです。

国内の承認医薬品等の有無の明示 
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はアスコルビン酸があります。

クリニック information

診療時間
9:00〜13:00
15:30〜18:30 ※○ ※○

※金曜・土曜日午後の診療受付は14:30〜17:30まで

担当医師

岡田院長:月、土
宍倉先生:火
藤井先生:水、木
堀江先生:金


休診日:日曜日、祝日

アクセス

東急東横線中目黒駅より徒歩1分

東京都目黒区上目黒3-3-14
アサヒ電機朝日生命中目黒ビル2F
tel : 03-6451-0706